SAKE女主催の酒と食を楽しむ旅イベント。
2件目は、「白龍」ブランドで人気の吉田酒造。
永平寺のおひざ元、九頭竜川に育まれ、創業文化3年(1806年)より脈々と酒造り、そして米造りを行っています。
吉田酒造では、目の前の田んぼで。化学肥料無使用・低農薬の山田錦を栽培。福井県では初めてのことだったとか。
それ以後、米はすべて地元産です。水は白山の雪解け伏流水、すべて手作りで行う、「永平寺テロワール」の地酒です。
6代目蔵元・吉田智彦さん亡き後、奥様であった由香里さんが代表取締役として白龍の酒造りを継承。営業、製品、田圃担当は長女祥子さんご夫婦が、杜氏は次女真子さんが担当されています。
当日は、祥子さんが写真片手に丁寧にわかりやすく説明をしてくださいます。
いたるところに工夫がみられ、酒造りの大変さをうかがい知ることができます。
なお、「白龍」とは、蛇行する暴れ川、九頭竜川の水温が上がるとそれとともに白い湯気が立ち上り、それが、まるで白い龍のように見えたところから呼ばれた名前だそうです。古くから九頭竜川の氾濫で幾度となく壊滅してきた流域ですが、反面、豊かな穀倉地帯でもあります。様々な気候風土を共に生き、白龍の味わいが生まれているのですね。