かまぼことワイン??
一瞬ぎょっと思われる組み合わせですが、これ、実は、とってもおいしい&楽しい組み合わせなのです。
小田原の名店「鈴廣」様と、SAKE女の会賛助会員のワインインポート会社㈱アルムンド様のコラボ企画第2回目の今回は、会場をSAKE女の会セミナールームにうつし、約50名越えのお客様が集まり、大変な盛り上がりとなりました。

まずは、株式会社鈴廣蒲鉾本店、企画クリエイティブチーム 企画開発部の小川典江さんのご挨拶から始まり、前半はセミナー。講師は、同社、製造チーム研究開発部長兼“魚肉たんぱく研究所”所長であり、農学博士の植木暢彦先生(写真の法被姿のイケメン先生です)。「かまぼこソムリエ2級」もお持ち(1級はなかなか受からないのだとか)です。博士からは、様々なエビデンスに基づいた説明があり、「人間の体を作るのはタンパク質、かまぼこは高タンパク低脂肪であり、体には最良の食べ物である」ということを学び、さらに鈴廣は、良質の魚を丁寧に処理し、「弾力」をもたせたかまぼこ造りを行っていることも教えていただきました。実際に他社製品と鈴廣社製のかまぼこの食べ比べをすると、その弾力や歯触りの違いが一目瞭然、いえ、一噛み瞭然。また、弾力のみならず、やさしい甘味と旨味、余韻も心地よく嫌味なく楽しめることがよくわかりました(正直これで他のかまぼこ食べられなくなります)。

後半は、独自のワインインポートで人気の㈱アルムンド、代表取締役でもありソムリエでもあり、もちろんすてきなSAKE女でもある今野有子さんによるワインとかまぼこのおいしいわけセミナー。彼女もここに来るまでに鈴廣本社にて、しっかりと組み合わせを検証しており、合うもの合わないものをばっちり体験してのご紹介です。すごいです!
気になるかまぼこにおいしいワインは、ずばり、スペインのカバ「ブリュット・レアル」(スペイン王室がロイヤル・ウエディングに選んだ逸品!)、アルザスのリースリング・ブランルフト /アルベール・セレツ」、コルシカ産のロゼ、ロゼワインのスペシャリスト「ドメーヌ・ア・ティパナ」(ロゼしか造らないこだわり派)でした! かまぼこだから生臭くなるんじゃ…と思われがちですが、いえいえ、やさしい旨味や甘味をワインがしっかりと受け止め、無理のない食べ合わせを体感できます。ちなみに、赤は、南イタリア「マッシモ・リオーネ・アリアニコ」。しっかりとしたタンニンで、オリーブオイルやソースをかけたかまぼこによさそう。

会場は、たくさんの種類のかまぼこと原料の味が活きたバゲットも用意され大盛り上がり。しかし驚くべきは、かまぼこ造りの職人さんは「水産練り製品製造技能士」1級という資格が必要だということ。かまぼこなど水産練り製品の製造に関して知識と技術を持っていることを証明する「国家資格」が必要なのだということ。ソムリエもきき酒師もまだ国家資格ではないことを思えば、これはなんともすごいことですよね・・・・。
とくに、職人さんが高度な技術で造られた「特上かまぼこ」は、さすがに香り、食感、旨味、余韻が違います。ああ、もう、鈴廣かまぼこの虜・・・・。冷蔵庫には必ず入れておきたい逸品となりました。

かまぼこに合うアルムンドのワインも、ネット販売可能です。ぜひ、チェックを!

次回は、5月16日、アルムンドお取り扱いの「ルクセンブルクワイン」のテイスティングセミナーを開催します。ふるってご参加ください!!