「獺祭」の醸造元、山口県・旭酒造様が主催する「獺祭の会2019」。今年は、2月8日、9日の2日間かけて、京王プラザホテル東京で開催されました。9日の会では、SAKE女の会代表理事の友田晶子が乾杯のご挨拶をさせていただきました。

年々、盛況な「獺祭の会」。東京をはじめ、山口や大阪、博多などでも行なわれています。今回も新宿、京王プラザホテルのボールルームが満席。ますます獺祭ファンが増えていることが伺えます。

まずは、旭酒造株式会社代表取締役社長の桜井一宏さんのごあいさつから。
昨年の水害被害への支援のお礼や今後の取り組みについて、お話くださいました。また、最近では、「山口の山奥の小さな酒蔵」というキャッチコピーが合わなくなってきたと言われることも多いようですが、世界から見たらまだまだ小さい酒蔵、今後も海外を視野にいれ大きく発展していきたい、との思いを語っていました。

 

さて、乾杯タイム。登壇した代表は、自己紹介とともに、獺祭との出会い、今最もお酒を飲むのは40代50代の女性であること、それをとっても実感(!)していることなどをお話しし、獺祭の明るい未来を祈り「乾杯!」の発声とともに今年の宴がはじまりました。


テーブルには、「獺祭 磨き二割三分」が常備。3箇所に設置されたお酒のブースでは、獺祭全アイテムが用意されています。とても贅沢な会です。

スタートは「磨き二割三分 発泡にごり酒」で。フレッシュな発泡感、華やかさもあって、さまざまな料理にも合わせやすいお酒です。泡系のお酒は、「磨き三割九分 スパークリング」、「純米大吟醸 スパークリング50」と3種類あって、飲み比べも楽しめます。

料理も次々に運ばれてきました。前菜盛り合わせには、獺祭の焼酒粕が使われていたり、コンソメスープには、獺祭二割三分の温め酒で香り付けされていたりと、料理にも獺祭がふんだんに使われています。

プレミアムな日本酒「獺祭 磨き その先へ」も一人一杯いただけました。美しい香りに余韻が長く繊細な味わい。特別感のあるお酒です。他にも、等外米の生酒や、新しく開発した火入れ方法を用いた「獺祭早田」など、なかなかお目にかかれない商品をいただくことができました。参加者は、ブースで好きなお酒を選び、お料理と合わせながら、楽しんでいる様子でした。桜井さんは、ひとつひとつのテーブルをまわり、参加者の質問にこたえたりと交流をはかっていました。

美味しい料理とお酒をいただいているうちに、時間はあっという間です。ラストは、桜井さんの三本締めにて、景気よくお開きとなりました。

毎年盛大さを増す『東京獺祭の会」。華やかな会場で、ゴージャスな料理とともに味わう獺祭各種ですが、毎年、新たなトピックにも驚かされます。今回桜井社長からうかがったのは、なんと一俵50万円の酒米を募集するとか。やる気のある農家さん、トライしてみては? さてどんな味わいのお酒になるでしょうか。気になるのは金額ですけれど・・・ね。