SAKE女の会賛助会員でもあるFBO様。ときにはセミナーにも参加します。
今回は、株式会社流通情報企画、代表取締役の小島稔先生をお迎えして開催の、
今回は、株式会社流通情報企画、代表取締役の小島稔先生をお迎えして開催の、
「本格的にテイスティングを学ぶ講座」。
とくに、平成30年間の日本酒のトレンドやトピックを振り返りながら、
それぞれの時代の代表銘柄をテイスティングしました。
これ、なかなか体験できないですよ~。
まずは、古代から昭和までの大きな流れをとらえた後、
平成30年に話題になった銘柄を改めてテイスティングします。
銘柄は以下の16種類。感想も添えておきます。
①菊正宗 ピン(パック酒)/2000㎖ 1,628円
パック酒とは思えないほどしっかりとした酸と適度なコク。コスパが素晴らしい銘酒。
②越乃寒梅 吟醸酒/720㎖ 1,331円
まさに淡麗を感じることができる銘酒。淡麗とはこれだと言い切れるサンプル。
③香露 純米吟醸酒/720㎖ 3,100円
以外にボディーのある味わい。香りは9号酵母の華やかさを感じることができる。
④久保田 萬壽/720㎖ 4,004円
正直久しぶりに飲んだ。山廃ブレンドだとか。意外。淡麗辛口ではない。こんな味だっけ?
⑤神亀 純米酒 2年熟成/1800㎖ 3,357円
色も香りも味わいも熟成感満載。
⑥十四代 本丸 生詰/1800㎖ 2,419円
こんなに甘かったっけ・・・・。かなりの驚き。
⑦獺祭 磨き2割3分/720㎖ 5,390円
甘い本丸の後だからだろうか、酸味をしっかり感じる。獺祭も甘い酒だが実は酸もあることに気が付く。
⑧陸奥八仙 特別純米酒 無濾過生原酒/720㎖ 1,650円
とてもやさしくワイン体な印象。
⑨七賢 スパークリング/720㎖ 1,980円
すっきりのど越し。
⑩新政 亜麻猫 中取り 白麹使用/720㎖ 2,475円
泡を感じる新鮮さ、とてもフルーティー、甘酸っぱく優しい。アルコール14%。
⑪玉川 自然仕込み生酛純米酒 無濾過生原酒 酵母無添加 無農薬米/720㎖ 1,760円
時間のたったご飯の香り、色もかなりついている、老ねている。
⑫七本槍 80%精米火入れ/720㎖ 1,595円
穏やかで、インパクトはないが、飲み飽きしないタイプ。701酵母。平成29BY。
⑬達磨政宗 10年古酒/720㎖ 5,500円
きれいな熟成酒、バランスがとてもいい。
⑭どぶろく 卓/720㎖ 1,894円
ご飯粒が残る。しかしご飯そのものがおいしく(コシヒカリ)、とても軽快できれいなどぶろく。
⑮大七 生酛純米酒/720㎖ 1,740円
落ち着き、心地いい香り、米のうま味、軽快さ、後味の長さ、見事。
⑯仙禽 オーガニックナチュール 生酛 酵母無添加 木桶仕込み/720㎖ 2,800円
マスカットやバナナの華やかな香り、ワイン的、味わいもとても甘酸っぱい、酸も高い。アルコール14%。
それぞれに時代を反映した銘柄で、それぞれに豊かな個性があるものばかり。
しかし久しぶりに飲んで、「こんな味だったか」と妙な気持にもさせられた。
この30年で本当に日本酒のトレンドはめまぐるしく変化したことを実感できる。
さて、この先の日本酒はどうなるのだろうか。
SAKE女としては、代表理事友田としては以下。
「まずは、味わいの多様化はますます進むはず。
しかし、日本酒のみならずアルコール全般の消費はますます減るだろう。
とはいえ、引き続き、輸出は倍増する。
栽培や醸造、さらには味わいの方向性としては、
よりナチュラル思考・より自然派に近づくと思われる。
ワイン世界では世界的に自然派への大きなうねりがあるので、
「まずは、味わいの多様化はますます進むはず。
しかし、日本酒のみならずアルコール全般の消費はますます減るだろう。
とはいえ、引き続き、輸出は倍増する。
栽培や醸造、さらには味わいの方向性としては、
よりナチュラル思考・より自然派に近づくと思われる。
ワイン世界では世界的に自然派への大きなうねりがあるので、
日本酒も同じ流れになっていくのではないか」
さてさて、こんなマニアックな、でも日本酒ファンにとってはものすごく興味深い勉強会が開催されています。
次回以降の詳細はこちらです。ぜひ参加してみてください。