第19回フェミナリーズ世界ワインコンクール2025にて、日本酒部門のTOP OF THE BESTを受賞した『古昔(いにしえ)の美酒 天貴』。世界の女性ワイン専門家から最高峰の日本酒と認められたこのすばらしい熟成酒を生み出す、株式会社日本の古酒蔵(兵庫県加古川市)と、これらの古酒と料理のペアリングを楽しめる『古酒舎(こしゅのや)』(兵庫県淡路島)を友田代表理事が訪ねました。
●『日本の古酒蔵』(兵庫県加古川市)
伝統的酒造りと熟成文化継承を目指し、全国のパートナー酒10蔵とともに設立された、日本初の古酒専門共同蔵置場「古酒蔵」。全国の厳選古酒をあつめ、追加熟成で新しい価値を創造する、日本酒業界では全く新しい概念の蔵です。また樽熟成や独自のブレンド技術を駆使し、現代の食文化やライフスタイルに調和する革新的な味わいを生み出し、それらは、超長期熟成古酒ブランド「古昔の美酒|INISHIE」になります。また近いうち、蔵内に古酒バー(テイスティングバー)もオープンするそうです。期待が高まります。
●『古酒の舎』(兵庫県淡路島)
日本全国の酒蔵から厳選し、高級熟成古酒ブランドに造り上げた「古昔の美酒(いにしえのびしゅ)」のさまざまな価値あるお酒とそれらに合わせた食事を体験できる熟成酒直営店。2階建ての建物は、日本古来の蔵をモチーフにし、すばらしい調度品やアンティーク家具が出迎えてくれる優雅な空間です。日本夕陽100選、西海岸播磨灘の美しい景観と共に、じっくりと熟成古酒の贅沢な味わいを堪能できます。もちろん、今年のTOBの「天貴」のほか、毎年受賞を重ねる「古昔の美酒」たちにも出会えます。この日は数種の飲み比べと自慢の熟成酒を使用した「名物古酒カレー」をいただきました。
この『古酒舎』があるのは、『青海波』と呼ばれるエリアで、『古酒舎』に隣接して、全席海に面した店内で寿司・天ぷらを楽しめる『青の舎』、明治初期の迎賓館を思わせるアンティーク空間と音楽家による生演奏が楽しめる洋食レストラン&カフェ『海の舎』、小劇場『波乗亭』があります。
さらに、『青海波』エリアを含む、北部淡路島一帯は、地方創生に取り組むパソナグループが本社機能を設置し、大開発を行っている場所です。外国人観光客にも大人気のアニメ×テクノロジー×自然をテーマとした新感覚テーマパーク「ニジゲンノモリ」、子供も大満足の「HELLO KITTY APPLE HOUSE」、閉校の小学校をリノベーションした本格イタリアンレストラン「のじまスコーラ」、新進気鋭の3シェフが棟ごとに異なるテーマで淡路島食材を使った本格フランス料理「オーベルジュ フレンチの森」、淡路島食材の海賊料理「はじまりの島 海神人(アマン)の食卓」・・・などたくさんの施設が点在しています。
お薦めは、木の温もりと香りが身体に伝わる全長100mのウッドデッキで、360度に広がる淡路島の折々の景色を眺めながら”空中禅”体験と宿泊ができる「禅坊靖寧」。たとえば…、本格的なヴィーガン料理と日本のSAKEを体感できるうな、SAKE女の会員様ならではの旅を企画できそうな実にすばらしい施設です。
コンクール運営の私たちSAKE女の会としては、美酒コンクール同様、フェミナリーズも「日本酒部門」のTOBが熟成酒というのは、驚きでもあり、うれしさもあり、ある意味これからの日本酒業界への提案になりうる結果と感じています。この兵庫県の旅場、ますます、熟成の魅力をお伝えしたくなる旅でした。今度は会員様皆様で参りましょう。
コンクール入賞のメーカー様、友田代表理事が貴社をお訪ねします。お気軽にお声がけください。