7 ⽉ 28 ⽇(⼟)、「SAKE ⼥の会」2 周年を記念し、神⽥明神の祭務所の地下ホールにて「⼤江⼾ 東京 粋な酒祭り 〜 Feel the Deep Tokyo 〜」が東京都の後援で開催されました。台⾵ 12 号が接近するという不安定な天候の中ではありましたが、多くの参加者が集まる盛況な会となりました。東京の酒、⾷、酒器をテーマとした今回のイベントの 1 ⽇をレポートしたいと思います。
(リポート:SAKE女メンバー 橋村望)

 

「午前の参拝・奉献・総会・直会」終了後の午後、13時より、一般の参加者も交えて2周年記念のイベントが始まります。東京の酒蔵、伊豆七島の焼酎蔵はもちろん、SAKE女スタッフや大勢のボランティアスタッフが集まり、おもてなしにも力が入ります。

 

 

徐々に人が集まりはじめ、会場に熱気がこもります。浴衣姿のお客様も多い! さすがSAKE女の会、華やかです!!

 

 

 

今回のテーマは、東京の酒、東京の食、東京の酒器です。参加者の中には、「東京でお酒を造られているなんて知らなかった」「島焼酎を初めて飲んだ」という方も多くいらっしゃいました。そのほか素敵な酒器もたくさんあるのです。

 

 


当日配布の資料はこちら。おすすめのマリアージュを「取り組み表」として掲載。会場内で飲めるお酒とおつまみの美味しい組み合わせをご紹介しています。さらには、出展各ブースの説明と地図も掲載。


当日の資料のほか、SAKE女マークが入ったグラス(お持ち帰りOK!)とミネラルウォーターとお皿&フォーク。さらには、このタブの西日本豪雨災害で被災された獺祭・旭酒造、龍勢・藤井酒造、竹林・丸本酒造様の「買える店リスト」を加えてあります。みなさま、お近くのお酒屋さんでぜひご購入を!

 

東京の日本酒蔵は11社、東京(伊豆諸島)の島酒は10社あり、いずれも地酒として親しまれています。イベントでは、各試飲ブースにて、たっぷりの試飲とともに、販売もしているので、お土産にとお酒を買って帰られる方も多いようでした。

 

 

八丈島にある酒屋「山田屋」の島焼酎。島焼酎がこれだけ揃うことも珍しいのではないでしょうか。スイートポテトのように甘い芋焼酎から、しっかり個性派の麦焼酎まで実にさまざま。

 

 

11月1〜3日には、SAKE女の会主催の「本格焼酎の日、八丈島本格焼酎体験ツアー」もあります。八丈島を訪れSAKE女とともに本格焼酎を楽しめ、『焼酎ナビゲーター』資格ももれなくもらえちゃいます。興味を持たれた方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか?

 

 

今回、記者会見でも発表された、「SAKE女の会オリジナル・アーティストラベルシリーズ第1弾」のお酒「情け嶋・芋」という東京の島酒です。通常の「情ケ島・芋」より幾分香ばしさがアップしています。ラベルを彩るのは、新進気鋭の女性アーティスト古川郁恵さんの作品です。

 

 

会場にも大きなポスターが飾られていました。細かい点で描かれ、幻想的ながら生命力も感じられます。タイトルは「楽しさあふれ出す 富士山・2017」。「富士山とはいえ、八丈島の山のようにも見えるし、いろんなイメージで捉えてもらえそう」と友田代表理事。温かみのある明るい色合いに惹かれます。

このオリジナルラベルのお酒は、今後も内容やラベルを変えながら、シリーズ化していくことが決まっています。SAKE女が自信をもっておすすめするお酒コレクション。楽しみですね。

 

 

記者発表を終えると、江戸切子「華硝」の美しいワイングラスで「SAKE女オリジナル・アーティストラベル酒 情け島・芋」乾杯です。友田代表、顧問の三國清三シェフ、同じく顧問の服部幸應先生に、理事を務める俳優の辰巳琢郎さんが登壇し、乾杯の音頭をとりました。

お祝いに駆けつけてくださる予定だった小池百合子東京都知事が台風のため、残念ながらご来場はかないませんでしたが、SAKE女の活躍を祝う温かいお祝いのメッセージをいただきました。

ステージでは、八丈太鼓や雅楽といった日本古来の伝統的な音楽や、アジアに伝わる珍しい民族楽器を使った曲が生演奏で奏でられました。

 

 

 

また、三國シェフ、服部先生、友田代表の3名によるトークショーも。三國シェフからは、今回のチケット代に含まれる「オテル・ドゥ・ミクニ」のフレンチのおつまみの解説がありました。東京産のカリフラワー、ブロッコリー、ゴーヤ、ズッキーニ、ラデュッシュなど、実はたくさんの東京野菜が使われているのだとか。濃厚な三國フレンチに皆感激!

 

「お酒や野菜のみならず、味噌やしょうゆ、海産物から和牛まで、東京にはあらゆるものがある。東京の人が食べて美味しいと言わないと誰も食べません。東京の食を積極的に食べよう!」と三國シェフの力強い言葉が印象的でした。
写真は、東京産の生ハム! by 押上よしかつ!

 

 

東京産のお酒や食材にこだわった「押上よしかつ」でも、江戸東京野菜とセレブ有難豚の料理をおつまみとして出展。寺島ナスや本田ウリなど、なかなか手に入らない東京の食材を使用した料理が味わえました。

 

 

 

江戸野菜とは、昭和40年頃まで東京都内の農地で伝統的に造られてきた野菜です。これまで48品目が認定され、形や味わいも個性的。お酒もそうですが、東京に江戸時代から続く伝統野菜があることを知らなかった方も多いようでした。

 

「味噌料理 みそら屋」の味噌が入ったプリンもユニークでしたね。甘しょっぱさが、樽熟成の焼酎にぴったりにも合いました。味噌味おにぎりも人気でした。

 

 

お酒にも合う米を感じるおせんべいを作る「富士見堂」さん。繊細な味わいのおせんべいに山椒や鰹節をかけて食べる。
お土産にもピッタリでした。

 

 

たーーっぷりのゴマが印象的なお団子が人気の「ふるや古賀音庵」さん。これがまた香ばしい焼酎や日本酒によく合うのです💛

 

 

 

会場には、日本産ワインも並びました。今回の出展されたのは、毎年フランスにて厳正な審査が行わ、審査は、世界の女性ワイン・プロフェッショナルが行うという実にユニークなワインコンクール「フェミナリーズ世界ワインコンクール2018」での入賞ワインです。
SAKE女代表理事友田晶子は同コンクールの日本広報大使を務めています。

 

 

世界の女性に選ばれた女性好みのワイン。どれを飲んでも美味しいのは間違いなさそうです。ステージでは受賞式も行われました。

 

 

 

また、会場でひときわ目立っていたのは、NPO法人チーズプロフェッショナル協会のチーズマン。チーズのタンパク質でムキムキになったとか。すごい肉体美! おつまみとして、国産の5種類のチーズが試食できました。10月21日に行われるチーズプロフェッショナル協会主催の「日本の銘チーズ百選」では、百種類のチーズが試食できるとか。こちらも楽しみですね。

 

参加者のみなさん、お酒を楽しんだり音楽に聞き入ったり、それぞれ自由に楽しんでいました。着物姿の方も目立ちましたね。神社で行われるイベントに、和の雰囲気でピッタリです。神社での開催ということに惹かれて参加された方もいらっしゃったようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらはアクリル製の升、masmasさん。透明度が高くてとってもかわいい。お酒の味も変わります。

 

 

 


東京都の「江戸東京きらりプロジェクト」から、江戸切子の「華硝」、打ち刃物の「うぶけや」、江戸組紐「龍工房」、江戸小紋の「廣瀬染工場」から出展。乾杯はこの美しい江戸切子で行われました。

 

石川酒造株式会社の石川社長によるプロ並みのブルース・ハーモニカの演奏も見事でした。ギターとの即興のコラボで盛りあがりも最高潮に。

 

 

 

友田代表からのごあいさつ。来場いただいた方々へのお礼の言葉で締めくくりました。

 

 

 

最後は、応援にかけつけてくださったSAKE女の会、理事を務める日本酒スタイリストの島田律子さんのかけ声で、みんなで盛大に乾杯!

 

 

 

 

会場は、最後まで笑い声が絶えない、賑やかで、心地よい空間でした。

 

MC:須賀由美子(すがゆみこ)
アイドルみたいにかわいいのに。とっても実力のあるプロのフリーアナウンサー。テレビ新潟局アナウンサーを経てフリーに。現在ホリプロアナウンス室所属。2018年春とちぎ未来大使就任。 とちぎテレビ、FM栃木にて、朝の情報番組等を担当。現在は夕方ワイド『BEAT』など出演。食生活アドバイザー、パンアドバイザーの資格取得。また言葉を大切にする朗読ライブ開催、朗読CD付き絵本「skybutterfly~殻の向こう~」語り担当。

 

 

 

 

リポート:橋村望(はしむら のぞみ)
秋田出身のフリーライター。デザイナーとして広告、雑誌、Webなどの制作業務に携わりフリーランスに。お酒やライフスタイルなどをテーマにWebサイト、雑誌、広報誌などで執筆中。SSI認定 唎酒師・焼酒唎酒師。

 

 

 

 

 

さて、来年の3周年記念はどうなりますか、お楽しみに!