2024年に2回目を迎えた美酒コンクールは、「地酒のある地域の活性」を理念に基づき、北陸新幹線福井敦賀開業記念と能登震災復興支援などを受け、福井・北陸大会となりました。また、美酒コンクール運営の友田晶子SAKE女の会代表理事のふるさとが福井ということもあります。

審査会は、2024年9月8日(日)。
地方開催ということから、第1回の東京大会のように80名も審査員として集まっていただけるかどうかを事務局は心配していましたが、6月1日から7月31日のエントリー期間に、なんと200名ほどのエントリーを頂戴しました。
また驚くことに、国内のみならず、カナダ、シンガポール、台湾、香港、韓国からもたくさんのエントリーをいただきました。本当にありがたい限りです。実際に審査員認定を受けたのは178名です。
なお、今年は、酒類資格保持者の「正規審査員」のほかに、「日本酒が好き」というだけでOKという「アマチュア審査員」の枠も設置しました。これは、出品メーカー様の「一般消費者の意見も知りたい」というご希望に沿ってのことです。

これだけたくさんの審査員が福井に集結することも珍しいですが、一泊する方も多いことから、審査会前日に県内の蔵巡りと福井名産のランチ・ディナーを楽しむ「旅イベント」を開催。福井の旅運営は、『ふくいの食アンバサダー』を県から委嘱されている友田代表が得意とするもの。参加者約50名を率いた旅イベントの様子は、こちらをご覧ください。

審査会場は、JR福井駅前のハピリンホール。立地は最高です。
能舞台がお迎えしてくれる広い会場に、審査酒が並びます。
受付を終えると、名前入りの審査票、審査の要領資料、美酒コンオリジナルグラス、ミネラルウォーター、吐き器紙コップ、吐き器用のネックホルダーを受け取り、前もって振り分けられた番号の出品酒から審査を行います。一人20アイテムから50アイテム程度。会場は撮影禁止で、しんと静まり返っています。皆さん、集中して真剣にブラインド審査を行います。
審査票は、正規審査員は、外観3点、香り7点、味わい・余韻10点の20点満点。コメントもしっかり書いていただきます。アマチュア審査員はチェック方式で回答し、20点満点で点数をつけます。
終了した方から、審査票、資料を返却し、美酒コンオリジナルグラスと、そのほかのお土産(越前焼のお猪口、アパガードの歯ブラシ歯磨き粉トラベルセット、高級酔い止めサプリ、福井関連のチラシなど)を手にし、帰ります。

「すばらしくやりやすい運営」「とても集中できた」「とてもい勉強になった」などうれしいお声を頂戴しています。今後、審査員の方々にもアンケートをお願いし、次年度からますますいい内容、価値ある審査になるよう、ご意見を活かしていきます。

 

福井での審査会の様子をお伝えしました。来年は、大阪万博で盛り上がる大阪大会です。3年連続となる方、初めてのチャレンジとなる方、さまざまにいらっしゃると思いますが、日本の國酒、日本酒を盛り上げるために、どうぞお力をお貸しください。
第2回美酒コンクール2024福井・北陸大会の審査会リポートでした。