料飲おもてなし~SAKE女検定~認定者による、海外での活躍の様子をご紹介いたします。

※SAKE女検定とは? → https://omotenashi-sakejo.com/sakejokentei/ )

2018年4月、フランス,パリで開催された第12回フェミナリーズ世界ワインコンクールにおいて、世界各国から集まったワインのプロフェッショナル 女性審査員達の中に、SAKE女検定認定者の早坂美都さん(歯科医)も、審査員としてご活躍されました。

また、早坂さんはパリでの世界ワインコンクールの前に、同じくフランスの南部に位置する都市トゥールーズにおいて、日本酒講習会を開催。
フランスで日本酒の講師として活躍されました。

SAKE女検定認定者 早坂美都さんのレポートをご紹介いたします。

 

~*~*~*~*~* レポート *~*~*~*~*~

日本酒学講師になって、初めてのSAKE女メンバーとしての活動が、
フランストゥールーズでの日本酒ナビゲーター講習でした。
今回、日本から持って行ったお酒や酒粕は、以下です。

1 薫酒 獺祭等外23 旭酒造 山口県
2 爽酒 西穂 舩坂酒造 岐阜県
3 醇酒 純米ひやおろし 東京都澤乃井酒造
4 熟酒 美山錦 茨木県明利(めいり)酒造
5 しぼりたて生原酒 笹一酒造 山梨県
6 白鹿 純米吟醸 辰馬(たつうま)本家酒造株式会社 兵庫県
7 菊正宗 生酛(きもと) 菊正宗酒造 兵庫県
8 最上白味醂 馬場酒造 千葉県
9 屠蘇散
10 大七 大吟醸酒粕 大七酒造 福島県

手前に並んでいるのは、SAKE女の会 男性会員(サポーター会員)
天目陶芸家で日本酒利き酒師 東川和正氏(うのかわかずまさ)天目杯です。

受講生の方は、フレンチのシェフ、ワインラベルデザイン会社の社長、日本人観光ガイド、和食料理教室主宰、和食総菜デリバリー会社、日本食材輸入会社など、食に携わる方たちです。
特に、ワインとの醸造の違い、発酵の話をとても興味深く、熱心に聞いてくださいました。
薫酒、爽酒、醇酒、熟酒、と順番に飲んでいただいたあと、「ほんみりん」という調味料のイメージしかなかった「味醂」を飲んでもらいました。屠蘇散も持っていきましたので、日本のお正月の味も楽しんでいただきました。これには、みなさん、大喜びです。「味醂がこんなに甘くておいしいなんて!」そして、酒粕を使った簡単な料理も紹介します。

こんなにたくさんの種類がある、と今までの日本酒のイメージと違うと驚いていらっしゃいました。
そして東川氏の天目杯を使って、熱燗を楽しんでもらいました。
フランスでも、寒い日にはワインを温めたりするそうですが、日本酒を温めると、こんなに香りが良くなって味わいが深くなるなんて、としみじみ熱燗の素晴らしさを感じてくださったようです。

器の形によって、お酒の味わいがかわってくることなど講義しています。手にしたときの感触、目で楽しむ色合い、そして何よりの大切な杯の口当たり。「ワインの味わいも、グラスの形状によって違うのと同じように、日本酒も杯によって、味わいが違ってきます」との言葉に、一同、納得です。
そのあとは、酒粕を使ったおつまみの紹介です。ディップに酒粕を使いましたが、これも好評でした。

チーズとの相性体験もしていただき、中でも熟酒とパルメジャーノレッジャーノとの相性が抜群!とのお声もありました。また、シェーブルと酒粕を混ぜたディップも人気でした。そのあと、日本酒ナビゲーターの修了書をお渡しする時間となりました。

これからも、ますます日本酒を好きになってくださいますように。
さっそく、明日のディナーは、アペリティフから日本酒を合わせていこう、と意欲満々です。

参加した日本人女性の方たちは、20年以上も、日本に帰っていないので、故郷の味に感動していました。

4時間にわたるフランストゥールーズでの日本酒ナビゲーターの講習は、とても楽しく終了いたしました。

 

~*~*~*~*~* レポート 以上 *~*~*~*~*~

 

早坂様の ”おもてなしSAKE女(サケジョ)”としてのご活躍は、日本酒を広める素晴らしい貢献ですね!私たちにもワクワク、楽しく伝わってまいりました。

とても素敵なレポート、ありがとうございました。

 

料飲おもてなし~SAKE女検定~認定者には、SAKE女認定スカーフと、名刺もご用意できます(別途注文で承っております)。ぜひ、お仕事やイベント業務、さまざまなシーンにご利用いただいて大いにご活躍くださいませ。

SAKE女検定認定者になるには → omotenashi-sakejo.com/sakejokentei/